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ニュース&コラム

― NEWS & Column ―

  • 執筆者の写真辻口博啓

夏祭りの思い出

夏のにおいってありますよね。


私は石川県七尾市馬出町という人口が非常に少ない小さな港町に生まれ、たまたま和菓子屋の長男だったので、季節のお菓子がお店に並んでいました。


梅雨の時期ならばあじさいを飾った練り切りや羊羹などショーケースを見るとその季節を感じることができたのです。


夏には夏祭りのための水ようかんやハマグリの貝殻の中にようかんを入れたオリジナルの和菓子が用意されていたものです。


生まれ育った町の夏祭りといえば、主にぼんぼり祭りと花火大会が脳裏に浮かびます。


ぼんぼり祭りで何度もぼんぼりを燃やしてしまった事、花火大会の夜店でリンゴ飴を買って、堤防から見る花火に心踊った事。

美しさもさることながら、その爆音にびっくりしました。


りんご飴を食べながら仲間たちと楽しく過ごした夏祭りは今も懐かしく大切な思い出です。


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